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【ネタバレあり】葵咲本紀のモヤっとした話【感想】

閲覧注意 ※こちらの記事はと〜みゅ葵咲ほんぎ(東京銀劇)を観た人のモヤモヤした感想を綴ってます。気分を害す方もいるかと思いますが全部独り言なので悪しからず。

※観劇したのは東京公演(銀劇)1回のみなのでかなり曖昧な箇所があります。(勘違いしてるとこあるかも。)

※ワードチョイスが下品です。下品耐性のない方は閲覧しないでね。

 

本題に入る前に自己紹介

就任歴4年の審神者。映画、ステ、と〜みゅほぼ全て観劇済み。アニメ履修済み。

 

 

葵咲本紀、個人的にはみほとせが好きだったので楽しみにはしていました。

結論から言いますと非常にガッカリな内容でした。観終わった後に虚無感が果てしない…そんな気持ちも一月たち徐々に形に出来そうになったので忘備録として纏めます。

 

※前情報でみほとせ、つはもの履修した方がいいとのことだったのでそれを踏まえて観劇しました。他ネタバレは一切避けての観劇です。

 

いや…みほとせつはもの観てたけどわっかんねーよ!!!みんなわかるの???

 

冒頭、家康の跡取りを巡る話をえてようやく「これはみほとせの家康が死ぬ前の間の話?」となんとなく理解し始める(低脳)

 

家康の息子らの名前が紛らわしいので(観劇の時もだいぶ混乱した)ここでは以下のように記します。

 

●長男/信康さん(みほとせで死んだことになってる)

●次男A(野心家、みんな知らなかったけど本編中で実は双子と明かされる)

●次男B(双子、縁起が悪いという理由で徳川家から養子に出される、養親の神社を継ぎ神主になる)

●三男(ヘタレ/後に後継となる)

 

長男信康が死んだことにより後継に困る面々。まだ家康に仕えていた村正、蜻蛉切

共に思案する。そこで蜻蛉切と2人きりになった村正「どうして信康さんが死ななければならなかったのか!!怒怒怒」

はい???

村正さんてそんなに信康さんのこと好きでしたっけ…???物吉くん石切丸さんならわかる…わかるけど?取ってつけたような実は仲良しだったエピソード(みほとせ再演でこういうシーンあったのかな?)にめっちゃ違和感でモヤる。

ここで信康さんが石切丸に他の刀剣男士には内緒で生かされていたと知る私…混乱…

 

後継者争いは困難を極める。

どうやら跡取りヤル気満々だけど器がない次男A、色々ちょうど良さそうだけど自分に自信がない三男のどちらかになる模様。

てか跡取りヤル気満々の次男にやらせたらいいじゃん…と思ってしまった。

ここでモヤったポイント…そもそもこの戦国乱世において武将の子息たるものがこんなに草食っておかしくない?現代のやわらかちんこ草食男子じゃあるまいし…武将の息子として生まれたからには「跡取り、我こそは!」「我こそは!」でしょう。戦が嫌で戦線離脱した信康さん然り…みんな貧弱すぎィ!次男Aが一番戦国武将っぽいよね…

 

しかし次男Aには何やら家康に対してわだかまりがあるようで…

ここで次男Aのターン…

物陰からひょっこりでてくる信康さん…そして「あにうえ~」と駆け寄る次男A。

個人的にここのシーンが一番受け入れ難かったです…

次男Aの子供時代を描いた一幕なのですが「ちちうえ!おあいしとうございました!!」「ちちうえぇ~~」幼児次男Aの悲しそうな声…幼児…幼児??

どうしてだろう…源氏ミュ曽我物語の曽我弟の幼児時代の演技は観ていて苦痛じゃなかったんだけど…これは…ん~~?

きっと、と~みゅ制作陣はキャストに幼児時代を演じさせるのがブームなんだな…と思ったらストンと胸に落ちました。観ててキツかったけど。

 

次男Aの話は更に続くよ…

ここから今回の黒幕?父親である家康に憎しみを抱いていた次男Aが、後継者となり天下を統一してやるぜ~~みたいな流れだった気がするんですが、あんまり集中できなくて覚えてないです(すみません)

次男Aの所持している刀からモヤモヤした人影が顕現され…「力が欲しいか…(低音ボイス)」

この流れ…なんか知ってる~~~!!!

映画…いや…ステ慈伝にでてきたやつかな??「おで…倒す…おで…」って言ってたやつの仲間だよね!?知ってる~~~!!!

と~みゅもこの流れで行くのか…と思ったら心底がっかりしてしまった…ついに同じ轍を踏んでしまったかと〜みゅ君よ…

そしてこの後次男Aと対峙した篭手切くんがモヤモヤの刀を見て「センパイ!」と言い出すんですが…これは完全に映画の流れですよね…まぁ同じ、と~けんらんぶですもんね…(呆

 余談ですがと~みゅの江くんはなかなか癖が強かったです。敬語かと思いきや話し方が急にタメ口になったりして不思議ちゃんぽいなと。次男Aの所持する刀をセンパイ呼びしたりして仲間の刀剣男士が???ってなってるのも余計に不思議ちゃんぽく見えた。

 

映画もステも履修したのでこの流れ懐かしいな〜〜って感慨深くなりながら観てたんですけど(むしろ映画みたくラストに未実装の江の刀が実装されちゃうのかな〜〜ワクワク!みたいな気持ちも多少はあった)最後まで刀のパイセンは刀剣男士になることなく終わり…なんか中途半端なモヤモヤ感…この江君のくだりはそんなに重要じゃなかったんだな…

 

江の話はここまでにして…暴走する次男Aを止めるべく奔走する刀剣男士達(御手杵、明石、江君だったかな)そこへ次男Bと出会い、次男A、Bが双子だと知る(忘れつつあるので曖昧)次男BはAが後継の資質がないと見抜いていたので(ここらへんの根拠…?)刀剣男士達と共に次男Aの暴走を止めることに。

 

そしてもう1つの部隊(村正、蜻蛉切鶴丸)は長びく戦闘でボロボロになりながら御手杵君達と合流しようとする(という流れだった気がする)家康に仕えていた村正派のふた振りは任務に残ってたけど他のみほとせメンは先に帰ってたんですよね(…)

ボロボロの三振りは時間遡行軍や検非違使に追われ危機一髪…!そこへ何者かの影が…三振りは謎の人物に導かれ安全な場所へ。(この時もちょっと期待してた。時間遡行軍めっちゃ斬ってたし謎の人物て新しい刀剣男士なのか?!と…だがしかし…)

 その謎の人物の正体は信康さん!

???

信康さんが生きていたことに驚き、再会を喜ぶ村正派のふた振り。

まぁそうだよね…みほとせの結末を知ってる我々は驚く出来事ではないけど信康さん生きてるってみんなは知らなかったんだもんね〜〜…

信康さんから経緯を聞く村正派。検非違使に斬られた信康さんは石切丸に助けられて密かに生かされていたと…そして刀剣男士の存在を知ったのだと…

ふ〜〜ん…

信康さんは歴史の表舞台からは消えたものの、歴史を正しく導く為に自分の役割を果たすという…

う〜〜ん…?!?!

 

そ…そっか…

 

まぁステのジョ伝とかさ、歴史上の人物達が予め刀剣男士を知っていたっていう事例ありましたもんね。

(個人的な好みですがステのシリーズの中でジョ伝と慈伝が好きです。この件に関しては後ほど)

その後も弱った刀剣男士を守るべく果敢に立ち向かう信康さん…

う〜〜ん…

 

なんかもうね…

 

もう大分集中力落ちてたのでこの後の展開が曖昧なんですが…

●次男A、Bが再会し葛藤…お前は後継者の器じゃないと言われる次男A…

●後継になるのを躊躇う三男を説得する信康さん…ここのモヤポイント→戦が嫌で歴史上の舞台から姿を消したのに、畑が荒らされるからと言って刀を振るう信康さん…仕方ないとは思うけどめっちゃモヤりました。終いには後継者争いに介入してくるし…三男の意気地のなさもモヤモヤだったんですけど、みんな信康さんに依存しすぎじゃない?謎の死を遂げたことになってるけど、結局自分の好きなことしてるんだからほっといたらいいんやで(誰目線?)

●刀剣男士達になんとか倒されボロボロになった次男A…父親である家康に後継は三男になると告げられる。

 

今までのと〜みゅを楽しんできた私は、ここまでの展開で葵咲がクソ舞台であることが確定していたにも関わらず、期待していたのだった。

そう、次男Aが後継になれないという、決定的な根拠が家康から宣告されると…

 

家康「お前が双子だから!!!」

 

次男B「俺たちは双子だから!!!」

 

私「双子だから〜〜??????(呆」

 

 はぁ?????????

 

確かに次男が双子だと明かされてから何回も何回も言ってましたよね。双子は縁起が悪いので片方を養子に出したと。

双子は縁起が悪いので片方養子に出す←わかる

双子であることは徳川家の皆には秘密にしておいた方が良い←まぁわかる

次男は双子なので後継にはならない←は???

 

つまるところ、双子だから後継にならないなら最初から三男が継ぐって決まってたんですね〜〜なにこの茶番…

序盤 血湧き肉躍る後継者争い勃発!!みたいな展開だったのに?

次男Aの…武将の子供として、男として生まれたなら天下人になりたいと思うのは至極当然…というニュアンスの台詞にステ独眼竜を思い出す私…

まぁ家康が天下統一するまでがんばるから三男なら天下泰平の世を治められるよね?って感じだったんですけどなんだかな〜〜…

三男が後継になるのは史実通りではありますが。

この後物吉くん扮する鳥居元忠が戦死したと伝令があり、会場からはすすり泣く声が…葵咲で一番泣いてるひとが多い一幕でした。みほとせ思い出したら泣けちゃうよね。

 

とてもガッカリなオチだったんですけど、改めて私がと〜みゅで何を観たかったのか考えてみた。

あくまで私の場合ですが、ゲームから舞台観に行くようになった勢なので歴史も好きだけどとにかくキャラが、刀剣男士が好き!刀剣男士がたくさん活躍してる話が観たい!って感じなんですよね。そりゃ審神者として刀剣男士育ててますから愛着あります。

だから慈伝はすごく良かった。慈伝は素材(メインキャラ伯仲でしたし)が良かったってのもあるけど、たくさんの刀剣男士達が其々の来歴、お互いのあり方や存在意義について葛藤したり、仲間を思い遣ったりしてとても濃かった。こういう話がみたかった!ありがとう慈伝!

 

でも葵咲って刀剣男士主体かって聞かれたらそうじゃない気がする。この舞台に関しては刀剣男士が何してたかあんまり覚えてない。敵と戦ってはいたけれど。

先にも話しましたがジョ伝は、歴史上の人々から刀剣男士という者の存在認識はあったけど、役割は棲み分けてましたよね。歴史遡行軍から正しい歴史を守るのが刀剣男士の役目という。長谷部くんと黒田長政さんが語らう様子は涙出るほど感動した。これがよかったんだ私は…

 

ラストに三日月が出てきて、歴史の表舞台から降りた者達…もののべ?でしたっけ??が刀剣男士と共に歴史を守る!みたいな感じになってた気がするんですが…(勘違いならすみません)

もう…刀剣男士じゃなくてもいいんだね、歴史守るのは…って思ったら急に虚しくなってしまった…虚無。

次に新作ミュがあると発表されても喜べる気がしない。

今回のミュはさ…「ミュージカルとうけんらんぶ葵咲ほんぎ 」じゃなくて

「ミュージカル!大乱闘徳川ブラザーズ〜ドキドキ!隠された双子の秘密!〜」にしたらどうすかね??

 

ところで部隊結成時に鶴丸審神者に呼ばれて個室?に連れてかれるんですが、あれは何の伏線だったんだろう??最後に鶴丸が血に染まった戦装束で登場したのと関係あるのかな…とりあえずよくわからなかった。

 

葵咲を楽しんだ方には申し訳ない感想ばかりなんだが、役者さんの演技や歌は本当に素晴らしかったと思う。(感想漁ってもだいたい演技や歌が良かったって言ってる人多いしね)特に鶴丸の人、とてもよかった。

話はクソだったけど。

 

最後まで読んでくれた方がいるかわからないけど…ここまで読んでくれた人、ありがとう。

私の心が少しだけ救われました。